「楯野川 Shield（シールド：盾）」は、
庄内発祥の原料米、または在来種を復活させたシリーズ。
庄内地方は昔から民間の篤農家（とくのうか）による
稲の品種改良が盛んな土地であるため、
その歴史と品種を日本酒という「盾」で守っていきたい
という熱い思いからスタートしました。

今回使用した原料米は、
幻の酒米「亀の尾」の親にあたる品種
「惣兵衛早生（そうべえわせ）」。

ソウベエワセ？？

聞いたこともない名前ですが、それもそのはず。
子にあたる「亀の尾」自体、庄内発祥の酒米として、
その希少性から現在、幻の酒米と呼ばれているわけですが、
その親ですから、“幻” っぷりにも拍車がかかろうというもの。
酒米マニアでも “知る人ぞ知る” 酒米というわけです。

どうやって手に入れたかというと、
「惣兵衛早生」の種もみを山形県農業総合研究センター
水田農業試験場から譲ってもらい、
二年の歳月をかけて作付け面積を増やし、
酒米として使用できるまでに育て上げた。
つまり、当シリーズのコンセプト通り、
本当に自分たちでお米を復活させて、
そのお米でお酒を造ってしまったということなんですね。
脱帽です！

酒米復活というロマンに思いを馳せながら、
「惣兵衛早生」によって醸し出された、
甘美な香りとしなやかな酸に魅了されてください。

 

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