「水曜に取り寄せたお酒で土日(週末)を楽しむ」がモットー(志向)。
毎日をゆるく生きる水取 日土志の緩ライフを毎週ゆる〜くご紹介。

さて、今週はどんな緩ライフを過ごしているでしょうか……

今週の晩酌酒

[新銘柄/第2弾]]無想 純米吟醸生原酒

鮮烈デビューに続く第2弾☆
ブリリアントブルーの「無想」着弾!


桜前線北上中……。


全国的にあまり天気の良くなかった先週土日。
「四苦八苦 花見る陽もなし 4月8・9日」
なんちて一句。語呂合わせ。

シクハックなんて、おそよ縁起の良い語感
ではないが、4月8日と言えば、
お釈迦様の誕生日。大変おめでたい日。

なので「花祭り(灌仏会/かんぶつえ)」
が催される。要するに誕生日パーティだ。

彼の生没年は幾つか説があるが、
2500年くらい前の人なのに
(しかも日本人じゃない)
まだ誕生日を祝っているわけだ。

で、この花祭り、何をするかというと
お釈迦様の仏像に柄杓(ひしゃく)
でもって、ひたすら甘茶をかける。
あと飲んだりする。というもの。

甘茶をかける理由は、お釈迦様が
生まれるとき、天に9匹の竜が現れ、
産湯代わりに甘露の雨を降らせた
という伝説に由来するそうである。

さすが釈尊。スケールが違う。
元々、コーサラ国ってところの
釈迦族の王子=セレブだったわけだけど、
のちに悟りを開き(解脱)、齢80で入滅。
人間(ガウタマ・シッダールタ氏)からブッダとなる。

さてオイラもいちおう仏教徒。
お酒はご法度。般若湯を飲む。



「無想 純米吟醸生原酒」
(むそう じゅんまいぎんじょうなまげんしゅ)

商品を見る(720ml) 商品を見る(1800ml)   

無論、般若湯は、ある飲み物の隠語。
世俗にあっては、お酒、
なんて呼ばれているわけでして……

そうっす。
無想っす。
したり顔で早くも第2弾。

第1弾の直汲み「厳雪(げんせつ)」は
思わぬ人気で、あっという間に売り切れたとか。
かがた屋酒店の新人Tが口を尖らせて語る。

前回の「厳雪」は、一升瓶しか瓶詰めされず、
そのせいであまり本数が採れなかったこと。
その教訓を生かし、第2弾は待望の
720ml瓶も同時発売されること。

なあんだ。オイラみたいなお一人様には
最高の流れじゃないか。四合瓶LOVE♪

ところがどっこい、と新人Tは話を続ける。
720ml瓶が加わったとはいえ、生産量自体は
増えてないので、結局のところすぐ売り切れる
だろうとのこと。

たはは。耳寄りな情報あんがとさん。
じゃあ品切れに備えて一升瓶(1800ml)で
買っとこうかな汗。それか四合瓶×2本。
アリすか? ストック買い。

それにしても「厳雪」は原酒なのに
低アルで飲みやすく、直汲みのピリピリが
キレを増して旨かったなー。
うなずける。人気出るのも。

なので今回も期待しちゃう。
第一、 鮮やかなブルーのラベルが
自信に満ち溢れている。迷いがない。





さっそく一献。

やおら旨い。すぐ旨い。
もちろん今回も低アルコール原酒の14%。

控え目なアルコール感というか、
アルコール特有の抵抗感が少ないせいか
すんなりと身体が受け入れる。
すーっと味わいが拡がる。心地良し。

グレープフルーツのような
柑橘系のジューシーさがあって、
酸と甘味とのバランスが見事。

それでいて味に奥行きがあるし、
一段深みを与えるGOODビターの余韻が、
存在感を際立たせる。

こいつは酒単体での成立が可能。
これだけで旨い。だからアテが不要。
つまり日土志のアテンド不要。

まあそう言わんとー。敢えて挑戦!





「メカジキのムニエル 青唐ポン酢がけ」

カジキといえば、やっぱあれかね、
ヘミングウェイの小説「老人と海」(1952) 。
なんつってインテリ気取ってみる。ははは。
あとやっぱり大俳優・松方弘樹。

そして実は、水中最速の動物とされるカジキ。
巨体ながら、種によっては時速100kmを
超える個体もあるとかないとか。すぎょい。

その中でも今日食べるメカジキは、
英語名がソードフィッシュ。剣の魚だ。

メカジキの持つ、発達して伸びた上顎は
正に剣のようで、その鋭利さと泳ぎの速さから、
船に突き刺さったなんて話もある。海は広い。

はい。カジキのちょいネタおしまい。
「ササっと手を動かせ!」





昼間買ってきたメカジキの切り身に
軽く塩コショウして、薄目に小麦粉をまぶし
バターで焼く。

フライパンから焼いた身を取り出したら
そこにポン酢(醤油でもOK)を注いで。

今日は青唐辛子が安く売ってたから
刻んだやつもパラパラ混ぜてソースに。
軽く火を通したらメカジキにかけて完成。

メカジキの筋肉質で淡泊な旨味と
バターの濃厚な風味に「無想」が
くんずほぐレッツ・ダンス♪

ポン酢の酸味、「無想」の酸、
青唐辛子の辛いんだけど、
鮮烈なアクセントが後を引いて
YOU DON'T STOP. 止まらない。

今宵も大成功につき、
「天上天下唯我独飲無想UMAX!」
(てんじょうてんげ ゆいがどくいん むそう うまっくす)

解説:
この大宇宙において、私はただ「無想」を
飲み、独り叫びます。ウマーックスと……。





そういえば冒頭で「四苦八苦」って
言葉を使ったけど、そもそも仏教用語。
思うようにならない様々な苦しみは
俗世を生きることそのもの。

釈尊のように、これを“解脱”するのは
如何ともし難いが、そんな衆生(しゅじょう)
を救ってくれるのが仏陀だ。

「尊い命を頂き、尊い命を生きる……。」
(般若湯=お酒とともに)

なんだか説法臭くなったけど、
邪念を捨て“無念無想”の境地に至り、
オイラは酒道にまい進するのみ!

ほいじゃーね。




淡麗の新潮流「無想」第2弾。
ヴィヴィッドなブルーのラベルが印象的な無想は、
どこまでも突き抜ける青空のように鮮烈で、
蒼天を渡る雲のように軽快です。

お取り扱いは、
「かがた屋酒店」および、
「Online Store かがた夜酒店」にて。

数に限りがあります。
お早目にご注文ください。



日土志が飲んでいるお酒

[新銘柄/第2弾]]無想 純米吟醸生原酒(むそう じゅんまいぎんじょうなまげんしゅ)

商品を見る(720ml) 商品を見る(1800ml)

今週のつまみ

<メカジキのムニエル 青唐ポン酢がけ>
和風に味付けしたけど、レモンやハーブで正統派に
仕上げてもきっと「無想」と合う。試してみて。


東急ストア プレッセ目黒店
〒142-0062 〒141-0021 東京都品川区上大崎3-1-1

プロフィール

水取 日土志
(みずとり ひとし)


38歳(男性・独身)。西小山在住。
近所のかがた屋酒店でお酒を買って晩酌するのが一番の楽しみ。
出世するつもりは毛頭なく、職場でもお酒のことばかり考えている。
最近、ウンチクが過ぎて部下にウザがられていることを自覚したのか、
酒屋で仕入れた情報は、もっぱら猫か、かがた屋の新人にだけ話している。
西洋かぶれの一面もある。外見からは想像できないくらいチャーミング。

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