「水曜に取り寄せたお酒で土日(週末)を楽しむ」がモットー(志向)。
毎日をゆるく生きる水取 日土志の緩ライフを毎週ゆる〜くご紹介。

さて、今週はどんな緩ライフを過ごしているでしょうか……

今週の晩酌酒 vol.63

東鶴 荒走り 雄町 純米吟醸生

甘いマスク de 甘い雄町!
佐賀のイケメン杜氏が仕掛けるキケンな罠



平昌オリンピック熱戦中につき……、
NIPPONメダルラッシュ!

平昌(ピョンチャン)オリンピックって
大韓民国江原道平昌郡を中心とする地域を
会場として開催するんでそうと呼ばれるようだ。

開閉会式が行われるメイン会場、
平昌オリンピックスタジアムがあるのは
大関嶺(テグァルリョン)という小さな村とか。
(出典:ウィキペディア)

それはそうと、日本も寒いんだが、
相当寒いらしいんだピョンちゃん。
風も強烈で、スケソウダラの干物が名物、風力発電も盛ん。
体感温度は氷点下10℃とかって話で、
風に左右される屋外競技は大変なことになっている模様。

だもんで、よっぽど北なのかと思ったら、
緯度は日本の新潟県燕三条市とか、
福島県喜多方市あたり(オイラ調べ)。
日本も雪は降るけどやっぱ大陸はパねえなと。

開催前から、政治利用の問題とか、
スポーツと関係ない話がとやかく報道されがちだが、
日本人メダリストが誕生すると奮ってメディアも大騒ぎ。
それでよし。
てんこ盛りの感動譚に涙腺ゆる漏れの儀。
涙チョチョギーレなのはオイラだけじゃあんめぃよ。

元来オイラ、
無類の好色スポーツ観戦一代男なので
本当にオリンピック様さま。
今日も今宵もお酒片手にテレビの前!
くぎづけっ!!



甘いマスクde甘い雄町/東鶴 荒走り 雄町 純米吟醸生


720ml はこちら 1800ml はこちら   

現役オリンピアンを筆頭とする
アスリートたちと同様に日々進化を遂げる杜氏、
「男闘己」野中 保斉氏。
何を隠そう、九州を代表するイケメン杜氏である。

この東鶴「雄町」も年を追うごとに、
旨さに磨きがかかっているとはっきり実感できる一本。

元々、圧力をかけず自然に垂れるお酒を
そのまま瓶に詰めた“荒走り”の贅沢な一品である。


「荒走り/あらばしり」とは
醪(もろみ)の搾り初め、自然にしみ出てくる最初のお酒。
香気立つ、荒々しくも軽ろやかな味わいが特徴。


昨年は、雄町らしい野性味あり。
複雑味もあって旨味たっぷり。
アフターのビター感もアクセントになっていてGOOD。
生ハムとの相性が抜群であった。

「じゅるっ」

おっと思い出しヨダレが出ちまって失礼の礼、
失礼!
さて、気を取り直してぇと、
今年はどんな感動を与えてくれるかな?
平昌じゃなくて、世界の佐賀から。

……んで、合わせる酒肴はよ?!



おでん

だって寒いんだもん♪
寒い時分はやっぱりおでんっしょ。
Japanese Oden! 関西名「かんとだき」。

おでん種は星の数ほどあり、
その中から何を選ぶかによって、
その人の人間性があらわになる恐ろしい料理でもある。
おでん占いなどというふざけた占いもある。

で、オイラが何を選ぶかだが、
3つ選べと言われたら、
迷わず選ぶのが、大根、卵、こんにゃくという
ゴールデントライアングル・オブ・オデン。

この選択から何が読み取れるかは
後半に自分で紐解いてみるし、もう食べちゃうよ?!
だって寒いんだもん♪

よーし、ぶりっ子も板についてきたところだ。
機は熟したナリ!




早速一献。

爽やか! かつ上品。
リンゴ様の胸をすくような果実香に目が覚める。

口に含むと芳醇ふくよか甘々!
雄町由来の野性味も複雑味もたっぷりの
豊潤旨味とともに、
どどどどーーーーーっと甘味の大洪水!
これでもかと甘い官能が押し寄せ堤防決壊!

「これ、生熟?!」




チャウ、生熟ちゃう。
れっきとした搾りたてや。

出た! エセ関西人。
おそらく京風におでんを仕立てたから、
関西に寄ってしもうたんやろなぁ。

そんなことは置いといて、
搾りたてやのに、生で寝かせたかのような味わい。
事件だ。甘くセクスィーだ。

まるで佐賀のイケメン杜氏(王子)野中 保斉!
甘い顔(マスク)して甘い雄町……ぬぬぬ、
図ったな。女性陣メロメロ。

しかし、全国の日土志ファンの女性たちよ、
騙されるでない。この東鶴 荒走り 雄町は甘いが、
しとやかで上品、かつセクスィーだ。
つまり、黒木瞳だ!


なれば、大人の色香に酔い、
後ろ髪魅かれるように後味もたつくかと思いきや
さすがは大女優。
気品ある残り香がキリっと引き締め
美しい幻影のみを瞼(舌)に残す。

口に馴染んで消えゆく様は
里山を駆け降りる雪解け水のようでもある。
飲み応えあるのに実に飲みやすい。

すわ! 黒木瞳とおでんデートに参る!




最初は大根から。当たり前だ。 食事は野菜から手を付け、血糖値の上昇を
できるだけ緩やかに抑えると習っている。誰に?!
(すでにお酒飲んじゃってるけどね)

箸で大根をサックリ割るが、しっかり手応えがある。
うむ、上手な炊き方と自画自賛。面取りもした。

「しゅんどる、しゅんどる、ようしゅんどるがな」
(訳:染みてる、染みてる、よく染みてるじゃ〜ん)

一晩経ってるから味もよく染みてて最高!
食べ頃、食べ時、今が旬、小栗旬!
旬を逃さず東鶴で追っかけろ!




じっくり炊いた大根の甘味と
黒木瞳(東鶴 荒走り 雄町)の甘味がランデヴー。
スワンボートでいちゃつくカップルのごとし。

大根の野趣溢れる香気と
東鶴の気品溢れる香りの取り合わせは『美女と野獣』の相性。

次にいただいた卵とも美味くランデヴーだ。
さすがは俺の(黒木)瞳。
誰とでも上手にデートしちまう。
生来の美貌、天性の魔性。
(オイオイ、それじゃあ倫理上問題ありじゃねぇか)

それにしてもキケンだ。
甘ウマでバンバン飲んじまう。
瞳に溺れそうさ。溺れてもいい。むしろ溺れたい……。

「ぬぬぬ、図ったな! 野中 保斉!!」
(また言ってる。負け犬の遠吠えか)

今週はコンプライアンス的にも、
「甘い顔してババンバン!
バンバンババババ
ババババン・ウマックス!」


よく分かんないけど、旨いからオーケー!
無条件完全降伏で口福♪




↑見て見てーーー↑
東鶴サンバルカン♪
信号みたいだね。

かがた屋酒店で3酒が揃い踏み!
全部手に入るチャンス。今ならまだ間に合うかも。
早速、左からご紹介。

新酒/東鶴 山田錦 無濾過生 純米吟醸 720ml
甘いマスクde甘い雄町/東鶴 荒走り 雄町 純米吟醸生 720ml
新酒/東鶴 純米おりがらみ生 雄山錦 720ml

ぜひ飲み比べてみておくれ。


それから最後に。
今日紹介した「荒走り 雄町」は、
ワイングラスで飲んで欲しい。
セクスィーに気高さが加わるからな。

グラスに多めに注いで、
キリっと冷えたところから
徐々に変化する甘い表情も楽しんでおくれ。

貴方はこの甘い雄町に、野中杜氏と黒木瞳
どちらの顔を見い出すか。なんつて。
ほしたらばー!




年を追うごと旨さに磨きがかかる東鶴。
そのダイナミズムを堪能できる一本が
この「東鶴 荒走り 雄町」です。

29BYの搾りたては
生で寝かせたのかと錯覚するほど
生熟感のある甘ウマの傑作。

もたつかず、さらりと消えゆく後口と
気品ある香りがアフターを締めてくれ、
バンバン飲めちゃいます。

そのまま飲んで楽しめますが、
すき焼きなど味付けの濃い料理にも
負けない存在感は食中酒としても大活躍。

佐賀の注目杜氏による荒走り雄町。
ぜひワイングラスに多めに注ぎ、
香りと温度変化をお楽しみください。

数に限りがあります。
お早目にご注文ください。






日土志が飲んでいるお酒

甘いマスクde甘い雄町/東鶴 荒走り 雄町 純米吟醸生
 

720ml はこちら 1800ml はこちら

今週のつまみ

<おでん>大根はミーハーで没個性だが協調的、卵は幼稚で好奇心旺盛、こんにゃくは見栄っぱり。たぶんそんな感じ。



不動前東急ストア

 

プロフィール

水取 日土志
(みずとり ひとし)


38歳(男性・独身)。西小山在住。
近所のかがた屋酒店でお酒を買って晩酌するのが一番の楽しみ。
出世するつもりは毛頭なく、職場でもお酒のことばかり考えている。
最近、ウンチクが過ぎて部下にウザがられていることを自覚したのか、
酒屋で仕入れた情報は、もっぱら猫か、かがた屋の新人にだけ話している。
西洋かぶれの一面もある。外見からは想像できないくらいチャーミング。

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