メルロー50%、カベルネフラン45%主体に
少量のアルモノワール（5%）にて混醸した赤ワインです。
複数のブドウを同一のタンクで発酵することで、
果実味やスパイシーさなど
幾重のテキスタイルが織りなす
調和のとれたワインに仕上がりました。

商品名の「Tasogare（黄昏）」は「誰そ彼」が語源。
万葉集に収められた歌に由来し、
「あなたは誰ですか？」という意味です。


誰そ彼（たれかれ）と
われをな問ひそ
九月（ながつき）の
露に濡れつつ
君待つわれそ

誰だあれはと
私のことを聞かないでください
九月の露に濡れながら
愛しい人を待っている私を……


誰そ彼……ここでの「彼」は女性を指します。
つまり「彼女、お名前なんて言うの？」と、
ある男性が、この歌を詠んでいる女性（われ）の名前を問うているわけです。

いきなり女性の名前を聞くなんて不躾だな。
でも知りたいんだからしょうがないかと思うんですが、
当時、男性が女性の名前を問うのは、
いわゆるプロポーズの意味をもっていました。

で、女性が「名前聞かないでよ」って男性に言うのは、
本命が別にいて、その人のプロポーズをずっと待っているから。
なんか、たそがれ〜〜〜〜〜。というわけです。

ワインを飲みながら、
この香りは、どちらのブドウさん？
この味わいは、なんていう名前のブドウさんかな？
と想像しながら楽しんで欲しいワインです。
 

『ワタリセファーム&ワイナリー』さんは、
とっても小さなワイナリーで、一つひとつ丁寧に仕込んでらっしゃいます。
そのため、流通量が少なく、なかなか東京では買えない幻のワイン……。
こちらのワインも入荷数はわずかですので、
即ゲットをおすすめいたします。


 

商品について