山形蔵王山麓かみのやま

自社畑産カベルネ・ソーヴィニヨン50%
自社畑産カベルネ・フラン50%

赤ワイン品種の王者と呼ばれ、
世界的に人気のあるカベルネ・ソーヴィニヨンを主役とすると、
カベルネ・フランは主役もこなせる名脇役といったところ。
そんなボルドー系の親縁2種も、
2018年ビンテージは干ばつ、秋雨、台風21号といった
様々な困難を乗り越えての収穫となり、
結果として穏やかな印象のブドウになってしまった。

しかし、ただでは起きず、
逆にこの年しか生まれない味わいを模索し丁寧に醸造、
一部全房を取り入れながら穏やかな抽出を心がけブレンドしたことで
がっつりとしたタンニンはなくとも、
色合い以上に緻密な味わいのワインに仕上がった、と。

そうしてできたワインは、
イチゴやブルーベリー、プラムの香りに
モカなどの甘く焦がした樽香が付与され、
苦みのないシームレスで優しい味わいに。
逆境を生かし、ウッディファームらしい、
いつまでも口の中に留めたくなる柔和なワインができ上がった。 
 

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