発酵による自然な炭酸ガスが含まれるため、
開栓時にキャップが飛ぶこともあります。
冷蔵庫で十分に冷やしたあと、
人に向けず気を付けて開けてください。

◎かがた屋酒店 完全限定商品

突釃（つきこし）とは……
江戸時代に行われていた特別なろ過の技法を再現したもの。
醪（もろみ）を搾る際、空気に触れさせず、
ゆっくり自然に酒をにじみ出させるやり方だ。
しかし、お酒の搾り方を変えたくらいで何か違うのだろうか。

それが違うのだ。
まるで別物と言っていい。
圧搾せず、自重で染み出す部分しか採らないため、
口当たり優しく、恐ろしく飲みやすい。
「これが日本酒なのか？」

口に含んで初めて感じるピチピチとした発泡と
軽やかな甘み、ハツラツとした酸味、カドのない典雅な味わいは、
筆舌に尽くしがたい幸福感を与えてくれる。
美味すぎてもう……言葉不要。
強いて例えるならオトナの三ツ矢サイダーか。
空気にほとんど触れずに搾られることでガスッ気を有するのだ。
グビぐびイケちまう。
しかし、その搾り方ゆえ液体としてはほとんど採れない。
数量超限定の希少アイテムである。
さらに、当商品はかがた屋酒店でしか買えない
KGTY（カガタヤ）限定バージョンであるからして
なおのこと飲んでいただきたいと思う。

ちなみに開栓時、油断したら栓が天井まで飛んだ。
それだけフレッシュな液体が封入されているということだ。
このお酒、搾ったのは2020年3月後半。
即座に瓶詰め後、蔵で低温貯蔵。
すでに5ヶ月以上経過しているはずだが、微塵も感じさせないこのフレッシュさ。
神秘的な魅力をぜひ体感していただきたい。
なお、ピチピチ感を味わうためにもくれぐれもよく冷やしてお楽しみください。

 

醪（もろみ）の入ったタンクに、
細長い円錐状のステンレスザル「笊籬（イカキ）」を突っ込む。
その後、「笊籬（イカキ）」の中に染み出してきた液体だけを
サイフォン方式で吸い上げて瓶詰め。
こうすると空気にほとんど触れず搾れる利点がある。
だからピチピチフレッシュ。それにしても何とも贅沢なお酒だ。
 

タンクに深く突き刺すため、結構な長さがある「笊籬（イカキ）」。
なんだかムーミン谷のニョロニョロに見えてきたな。愛らしいぞ。
 

「笊籬（イカキ）」の内側から見る外の世界。
染み出してお酒になった瞬間の新鮮な気分です。
よく冷やして美味しく飲んでくださいね（by 突こし）！

商品について